2023-03-26 一夜明け帰路に想う 酸欠衝動は、 さユりを知ったその時から今までを 思い返すような、そんな体験だった。 バンド編成のライブを経て、 原点の弾き語りへ。 彼女が奏でる音のひとつひとつが、 彼女が放つ言葉のひとつひとつが、 僕の心の言語化出来ない影を穿ち、 そっと包んでくれている様であった。 酸欠衝動は終わり、日常へ帰す。 さユりと、みんなと、過ごした思い出は 絵の具の様に水に溶けて薄まっていく。 けれど、確かに染まったその水は、 僕が死ぬその時まで、 僕と共に生きていく。 次は何色に染まるかな。